プロセスワークについて

基本スキルと応用

意識されずに発せられるシグナルをドリーミング・プロセスの現われとして拾い上げる力、つまりシグナル・アウェアネスが、プロセスワークの最も基本的なスキルになります。

そのシグナルを見つけやすくし、またそれぞれの質に見合った介入を行うために、シグナルの質が以下の6種類に分類されています。

  1. 視覚(イメージなど)
  2. 聴覚(言語や音)
  3. 身体感覚
  4. 動き
  5. 関係性(セラピストとクライアントの人間関係にかかわるもの)
  6. 世界(周囲に起こってくる物事)

これらをチャンネルとよびます。シグナルがそこを通って現れる水路のようなものです。

例えば、猫の夢を見たとします。夢は視覚イメージなので、まず猫について語り(聴覚)、あるいは夢に出てきた猫を描いてみる(視覚)かもしれません。さらに、猫になってみて体の感じを確かめたり(身体感覚)、動いてみたり(動き)するかもしれません。セラピストに対して甘えたくなるかもしれません(関係性)。その時にちょうど猫が窓の外をさっと横切り、その動きを取り入れてみたら動きが生き生きするかもしれません(世界)。さまざまなチャンネルを使うことによって、人間の経験の全体性を豊かにとらえることができます。

このような基本スキルの応用範囲は広く、個人やカップル、家族のワークから数百人規模のグループワーク、また言葉でのコミュニケーションが難しい状態の方(幼い子どもや、昏睡や瀕死の状態、精神病状態の方)とのワークや、企業など組織における葛藤解決、社会問題や世界的に普遍性を持つ問題へのアプローチなど、多岐にわたります。

【プロセスワークについて】
| プロセスワークとは | 成立から現在まで | 基本的な考え方 | 基本スキルと応用 |
| 主な応用領域 | 関連文献 |