最新のニュースから、おもしろ動画、気になる有名人や友達の近況など、今、この瞬間も世界中で大勢の人が Web
を通して世界の情報とつながっている。パソコンを起動したら、まっさきに Web ブラウザ (閲覧ソフト)
を起動して、電源を切るまで、立ち上げっぱなしという人も少なくないはずだ。
今や Web
ブラウザは、インターネットを使うのになくてはならない存在。それだけに、どんなパソコンにも最初からついている。でも、出てきた料理をそのまま食べず
に、塩・胡椒や薬味で、自分の味に変えるのと同じで、Web
ブラウザもパソコン付属のものではなく、自分のテイストにあったものに変えて使っている人も多い。
そういった人達の間で、Firefox はダントツの人気を誇っている。選ばれる理由は様々だが、Web ページの表示が速い、セキュリティ対応が早いといった基本的なポイントに加え、見た目を自由に模様替えができたり、Web の活用スタイルにあった便利な機能をトッピングできる点がいいという人も多い。
Firefox の柔軟性が、多様なユーザの好みに応えているのだ。
基本機能の充実や、柔軟性のあるつくりが高い評価を得て、今では世界中でインターネットにアクセスする人の約 20% が Firefox を使っている。(※1)
さらに、こうして Firefox が人気を伸ばしているもう 1 つの理由としてあげられるのが、開発者の顔が見える Web ブラウザという点だろう。
最近ではどの Web ブラウザも、ある程度は内部技術が公開されているが、まだまだ秘密の部分が少なくない。例えば入力した情報が本当に安全に扱われているかや、過ってあやし いサイトを開いたとき、何が起きるかわからないこともある。これは、言うなれば、どんな材料が使われ、どうつくられたか想像もつかない未知の料理に挑戦す るようなもの。たしかに、それでもいいという人はいるかもしれない。だが、Firefox はつくられ方がちょっと違う。産直野菜の料理のように、作り手の顔が見え、さらには素材、製法、ついでに問題点までもすべて包み隠さず明かされているの だ。問題に対する対応も早く、だからこそ安心して使える、という声が世界中から数多く寄せられている。
実は Firefox
をつくっているのは営利企業ではない。普通のソフトウェアは、ほとんどが企業の社員だけというクローズドな環境のもとで製品の開発が行われているが、
Firefox の開発は少々異なる。Web
の世界をよくしたいと願う人々が、インターネットを通して技術や情熱を結集して開発を行なうオープンソースというスタイルを採用している。開発の進行状況
やバグの対応といった、プロジェクトに関する情報はすべてネット上に公開されていて、透明性を保っていることも世界中で人気を得ている理由のひとつであろ
う。
こんな特別な方法で作られている Firefox の最新バージョン「Firefox
3.5」のコードネームには、なんと偶然にも日本が誇る世界自然遺産登録地である「Shiretoko」の名が冠されている。

